お湯はイイけれども客商売としての対応は最低という宿もある中で、ここの対応はものすごーく良いと思う。いつでもキチンと笑顔で対応してきて仏頂面には一度も遭遇しなかった。人と接する仕事をしている人なら分かると思うけれど、笑顔のモチベーションを維持し続けるのは実はとても大変なことなのだ。それ以外にも広間で夕食を食べている間に部屋に布団を敷く段取りで、大抵の場合は部屋に戻るといつの間にか布団が敷いてあるパターンが当たり前のなかで、夕食を摂っている客に「布団を敷かせてほしいのですけれどいいですか」と訊いて客から鍵を預かり布団を敷き終わったら「鍵(を貸してくれて)ありがとうございました」と礼を言って返すやり方はとても良いと思う。当然合鍵があるだろうから勝手に部屋に入って作業をすませたほうが宿側からすれば絶対に楽な筈なのに、わざわざ面倒臭いであろうやり方をしているのは客の立場に立ってものを考えているんだろうなぁと感じた。浴室の風呂桶と椅子以外はどこも掃除が出来ているのも、人を泊める仕事なのだから当然といえば当然なんだけど、立派。宿で売っている缶ジュースと缶ビールが街中の自販機と同じ値段なのは驚愕。だって周りにコンビニはもちろん本当に何にもない山の中の一軒宿だよ、他に購入する手段がないのだからジュース¥200とか阿漕な強気価格をつけてしまいがちな観光地や宿に多々遭遇してきたので良心的な姿勢に感動。
裏の温泉の排出場所 析出物でなんかもう棚田みたいになってんの→ |