まさに心尽くしの料理なのだ

食事開始後間もなく酔っ払ってしまったので撮ったほぼ全部の画像の上が切れてしまっていました
見辛くてごめんなさいね<(_ _)>

せっかく品書きがあったので・・・

霜月のお献立

食前酒
かりん酒
前菜
山栗渋皮煮
あんずのウーロン茶漬け
シナノユキマス竜田揚げ
里芋の蕗味噌田楽
南蛮の葉の煮付け
先付け かぼちゃ豆腐
小鉢
りこぼうと紫シメジのみぞれ和え
向 佐久鯉アライ
鍋物 豚肉ときのこの小鍋
強肴 佐久鯉旨煮
口替り 山栗のポタージュ
焼物 岩魚塩焼
飯物 むかごごはん
汁物 銀杏真丈
香物 信州野沢菜漬け
水菓子 巨峰のワインゼリー

食事は夕朝ともにいわゆる食事処ってやつで食べる。ここは障子戸で二分割された板の間で、自分が通された部屋の広さは20畳くらいはあったかなぁ?そこに座卓が五つ並んでいた。前後を背の高い衝立で区切っているだけだから、横隣はまる見えで他の席の話し声もなんとなく聞こえてきたりして気になる人には気になるかもしれないけれど、広く間をとったゆとりのある配置になっているから窮屈な感じは受けなかったよ。掃除がほぼ完璧に出来ていてとても清潔だし、テーブルを照らす照明も洒落たものだし、きちんと生花を飾ってあるし、チェックインから「これで一泊二食¥8500でホントにいいのかぁ?」という印象がますます強くなった。席には手書きコピーの品書き。最初に並べられている料理の盛り付けにも紅葉をあしらう季節を感じさせる気配り、後から油断して口に運ぶと火傷しそうなほど熱くて湯気の立っている出来立ての焼き魚や甘露煮、宿の周りで採れたものを使った一品、鯉の洗いもみずみずしい状態で一品ずつ供され、さらに器の趣味も良いし、朝食も品数豊富で、高価な素材を使った料理は出ないのは料金が安いのだから当然だけれど、満足度はとてつもなく高くて、「こんな安い料金で申し訳ない」と思ってしまったのだ。自分は鯉料理が大の苦手で洗いと甘露煮が出てくるのはキツいナァと覚悟していたけど、一生懸命作ってくれたものを箸もつけずに残してはいけない気になって、おそるおそる口に入れてみたら、どちらも臭みがなくてすごぉ〜く美味しかったのだよ。洗いはコリコリした歯応えも楽しく、甘露煮は勿体ないからちょっとずつ食べようかなぁなんて思案してしまうほど。いままで食べた鯉は一体なんだったんだろうね。もう、目から鱗とはこういうことをいうんだろうな。鯉が苦手な人は初谷の鯉料理を食べてみて!もう、今まで口にしたモノとは全然別物。もしかしたら鯉嫌いを克服するきっかけになるかもしれないぞ。最後にひとつ贅沢を言えば男性だと量が少なめで最後の御飯で腹具合の帳尻を合わせなきゃならないのがが残念かなぁ・・・、女性ならちょうどいい量だと思うけれど


その1部屋篇 その2風呂篇 その4