ここはいろいろな温泉ＨＰでお湯がイイと絶賛されていて、「へぇー、そんなにイイ湯だなんて、どんな入り心地だろうなぁ」と興味津々で、いつか入ってみたいものだと思っていた。ここんちを　取り上げているＨＰは日帰り入浴の感想が殆どなものだから、泊まった感想は非常に少なく風呂以外の画像は宿の外観くらいしか見たことがないほど。で、実際に泊まるとどんな塩梅なんだろ？なんて、お湯だけじゃない宿屋さんとしての興味もあったので今回の旅行でどうしても泊まってみたかったのだ。

宿は渓流沿いの谷間の上段に建っていて、見た目は公民館？集会所？めいた鉄筋の素っ気なさから漂う日なたくさい感じがマニアックには鄙びなのだけども、誰でも感じられるような鄙び感はあまり受けないかな。玄関を入ってもやたらだだっ広いなぁと感じるだけで宿に来たときの高揚感は湧かかったりしてね。廊下や階段もそうなのだけど寒々しくじゃなく、カサついて干乾びたような雰囲気があって、なんかスカスカで寂しいなぁ。花とか飾ればだいぶ印象も変わってくるだろうが、現状ではなーんかね、無機質？っていうのかな大昔の公営の保養所っぽくて旅情は全く感じられないのだよ。掃除は出来ているのだから別に大騒ぎするほどのことでもないけれども。