■お部屋にGO!


客室からの眺め
ボタンを押すとナイスミドルがご登場(笑)

通された部屋は、まるでRPGのダンジョンのように階段を何段も昇り廊下を幾つも渡った最上階よりひとつ下の階の一番奥にある角部屋で、広さは8畳、トイレなし。洗面台もないのは▲だけど、立派な造りの床の間があって窓の外には少し意匠の凝った欄干が廻らせてあるし、備品の文机の引き出しの底には大正○年東京市麹町區なんて落書きを発見したりして、絵に描いたような古風な雰囲気で個人的にはヨロコビの極致♪人を泊める商売なんだから、当たり前のことだけれど基本的な掃除が出来ているのも好印象。
 窓からの眺めは建物越しに山を望む程度なので良好とは言い難いけど酷い程でもないからダメだと感じる人はおらんでしょう。
 この部屋は、踏み込みがなくて廊下にスリッパを脱いで入るんだけど、曲がりくねった廊下のどん詰まりの部屋だからこうなっているの?これじゃスリッパの有無で部屋に人がいるかどうかが簡単に分かっちゃうよなぁ。今回は、他に宿泊客がいなかったせいもあって(なんと自分一人だけ!)、貞操を守る云々とは無縁のオヤジは平気だったけど、女性だけの旅(特に一人旅)とか、あるいは、部屋に金庫は備えてあるものの、旅の全費用を現金で持ち歩いている人は、この入口の造りだと心配になるかもね。もちろんキチンとした部屋鍵は掛かるようになっているけれど、部屋に人が居るか居ないか外から一目瞭然なのは、場合によっては厳しいかもなぁ。
 古風な部屋が大好きな自分でも、トイレも洗面台も無い部屋と1泊\15,000の料金を照らし合わせると、正直どう考えても割高の印象は拭いきれないぞ。伊豆箱根だからこの料金なんだろうかね〜。
 最後に、誤解をされると困るから言っておくけど、宿の全室の鍵がこんな造りじゃないよ。館内を探検してみて分かったんだけれど、2〜3室を除いてどの部屋も踏み込みはあったし、鍵無しの部屋は一室も無かったから、誤解はしないように宜しくねん。
                       次は風呂へ》》


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