あの偽温泉騒動で白骨は客がガタッと減ったという噂を聞いていたけど、自分が泊まった日は土曜日と言うこともあって、白骨温泉の案内所の辺りは人が沢山いて閑古鳥が鳴いているような印象は全然なかった。新宅旅館も、それはもう混んでいて風呂は何時行っても(真夜中の2時でも!)誰かが入浴していて画像を撮るのに凄く苦労したほどだった。それだけ混んでいるからなんだろうか、宿の男性従業員は「捌く」風の対応をするのとか、朝はこちらから挨拶をしているのに一瞥して挨拶を返さないような、客商売としては「?」のつくような対応をするのと数人接触して「あー、やっぱ、白骨って高飛車」なんて思った。女性従業員は結構愛想良い対応をしてくれるのに、それが帳消しって感じだよなぁ。団体客もそれなりにいて、館内のスナックが扉全開で中から大音量でカラオケの音と騒ぐ声が聞こえたりすると、夕食の冷めた料理とかとも相まって、大昔に泊まった熱海や鬼怒川の宿を思い出したりして、変な意味でノスタルジーに浸れた(笑)なんていうか、「観光旅行」という言葉が素直に思い浮かぶ旅館だったなぁ。露天風呂は山の秘湯の趣はあるけれど、それ以外はどこにでもある旅館ってかんじ。ただ、あの気持ちの良い温泉に浸かれたから、満足だけどね。
ホンネ:格安プラン利用だったから「まぁ、こんなモンかな」と思ったけれど、¥20000超えの通常料金だったら、料理や部屋のグレードは当然良くなるであろうものの、内風呂の備品や設備、男子従業員のイマイチな対応から考えると、おそらく満足できなかったような気がする。正直、日帰り入浴でのリピートの可能性は大いにあるけれど宿泊でのリピートの可能性はほぼゼロに近いかなぁ。ウェルカムドリンクの甘酒のように気の利いたサービスをしようとしるのは分かるんだけれど、時代の感覚から半歩ズレている感が随所に感じられるのだ。決して悪い宿じゃないんだけれどね・・・

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