なんと良い温泉でしょうか!

風呂は男女別内湯+女性専用露天+混浴露天という構成。脱衣所は6畳くらいの広さ、脱衣カゴの数もそれなりにあった。建物は鄙びているけれど浴室は改築して新しいし、深夜にお湯を抜いて掃除をしているので非常に清潔でキレイ。カランはシャワー付が四箇所。秘湯系の宿だと往々にして温度調節が出来なかったり水勢が弱すぎたりするのだけれど、ここのはどちらもキチンと出来ていて使っていてストレスは一切感じなかった。当たり前のことなのだけれど、これが出来ない宿が多いなかでちゃんと出来たのは偉い。シャンプーとボディソープがあるのもありがたいけれど、なんかね〜、洗剤の粘度て言うの?普通、手にとるとトロリとしているのにここのは水のようにサラサラ・ユルユルで泡立ちにくくて使いづらかったけれど、これってまさか水増し?いや、そんなこと絶対に有り得ないよね。あ〜、疑い深い自分が恥ずかしい(^^ゞのほほ。お湯は無色透明で浴室に入った瞬間だけ硫黄の匂いが感じられたけれど、直ぐに何も感じなくなったから実質無臭で癖がなくて当りの優しい良い湯。自分は飲まなかったけれど飲泉もできる。内湯は2畳+1畳くらいの大きさの浴槽の二部構成で奧の大きい浴槽は座ると丁度良い深さでリラックスして入れるように金属の湯枕が渡してあり、小さい浴槽は底が深くなっている。その違いは、底の深さだけじゃなくて、大きい方が湯温が低めで小さい方は熱めなのだ。どちらもお湯が景気よく掛け流されていて、溢れたお湯が床を流れてゆく様を見ているだけでも気分が爽快。

混浴露天風呂へ内湯から直接行けるので楽ちん。ここは10畳弱くらいはあるのかなぁ、フクロウの像がカワイイね。ここは屋根が無く原生林と川に面していて、まさに自然の中の露天風呂だ。木の枝に括り付けられたホースからお湯がドボドボと落ちる音も温泉情緒を盛り上げている。深夜は灯りが無く真っ暗で怖いほどだけれど上を見上げれば満点の星空。自分が入ったときは露天のすぐ脇に鹿が出てきた。こんな山の中で気持ちよく露天風呂に浸かれるなんて宿に感謝だなぁ。女性専用露天風呂がどんなモノなのか分からないからどちらのほうが良いのかは言えないし、女湯からだとアプローチが厳しいかもしれないけれど、とても気持ちよい露天風呂なので是非浸かってほしいな〜。

建物篇 料理篇 余計な一言