並のスーパー銭湯は相手にならないほど充実
風呂は、宿泊客用の家族風呂・男女それぞれ内風呂・ドライサウナ・温泉を利用したスチームサウナ・露天風呂×4に混浴露天風呂と超充実の構成。お湯自体は無色透明で特徴はない。家族風呂はどんな様子なのか見に行かなかったから知らない。ゴメンネ。けど、あるよ。脱衣所は20畳はゆうにあろうほどに広い。綿棒・化粧水・櫛・ドライヤーはあるけれど冷水器がないのは湯上がりに喉を潤せないので残念だ。棚に並んでいるカゴは50個くらいと余裕の数。そしてキーレスの貴重品ロッカーがあるのは盗難の心配から解放されるので非常に嬉しい。脱衣所のドアを開け浴室に入ると左手に打たせ湯の付属している6畳にやや足りないかなという広さの浴槽、右手にドライサウナと水風呂。中央にかぶり湯用の湯が溢れる甕。その奧にやや湯温がぬるめの寝湯と8畳くらいの浴槽。天井も壁も床も全部木造でとても落ち着いた雰囲気でグッド。洗い場は板で個々に仕切られているのは隣とシャワーの飛沫がかからないか気にしなくていいし、恥じらう(笑)こともなくデリケートな部分を洗えるから良いからとても良いね。で、内湯の奥のドアを開けると岩造りの露天。ここは10畳くらいはあってかなり広い。床の岩が一段高くなっていて半身浴が出来るようになっていて長湯が出来る。更に先へ進むと温泉を利用したスチームサウナ、そして丸太を刳り抜いた風呂・樽を利用した風呂がある。この二つは快適定員が3人くらいかなぁと思えたから、そんなに大きくはないけれど、渓流を眺めながら入れるから気分は良かった。 |
スチームサウナの前から階段を下った先に混浴の露天風呂、この宿で最大の広さの風呂で20畳くらいの浴槽で両端が男女それぞれの入り口になっている。男はタオル一枚で隠せるからさほど気にする人はいないだろうけれど、女側の入り口も浴槽から丸見えなのでバスタオル巻き(OKなのかNGなのか知らないよ)でもしない限り明るい時間帯の女性の入浴は厳しいかもね。この風呂は直ぐ脇に川の流れがあるロケーションもさることながら、腰くらいの深さがあってしゃがんで肩まで湯に浸かっているとユラユラとした浮遊感が感じられて楽しかったなぁ。ただ、常時混浴というのはいつも一緒に入りたいカップルには良いだろうけれど、それ以外は異性が入ってこないか気になって落ち着かないのが難点かも。出来たら、男・女・混浴と時間帯で分けてくれると有難いなぁ。自分が一番気に入ったのは丸太風呂の下に位置する露天風呂。部分的に湯枕が渡されていて寝湯をすると目線が川の流れとほぼ同じなうえ川岸まで2bくらいしか離れていないから、川に浸かっているような気分になれるのだ。で、これだけ浴槽が沢山あるとお湯を循環利用していそうなのだけど、全部掛け流しだって、湯量が凄いんだなぁ。入浴時間が朝は9:00までというのはチェックアウトが11:00という設定から考えると早すぎると思ったけれど、全部湯を抜いて掃除をするためだと聞かされると仕方ないと納得。ここは日帰り入浴も出来るので宿泊客の利用が集中する夕方は非常に混む。まあ、どこも広いから窮屈な印象はないけれど、日帰り受付時間のリミット21:00まで賑やかすぎるのは、大声で歌ったり、走り回ったり、洗い場の隅で放尿させるマナーの悪いバカ子連れと一緒になったのも手伝って、静かに風呂に入りたい自分としてはとてもイヤだ。人よりも牛の数が多いような土地で、なおかつ、こんな山奥にあるのに沢山の人が風呂に入りに来るのは、正直驚いた。というわけで週末は相当賑やかなので静かに風呂を楽しみたい人は平日に泊まるようにしたほうがいいぞ。 |