ここの内湯に惚れました

風呂は男女別内湯と混浴露天風呂。男女の入れ替えはない。露天風呂、脱衣所は男女別で女性用脱衣所から湯船を横断するように板塀の目隠しがしっかりとあるから湯船に身を沈めてから混浴エリアに移動出来るから割と入りやすいと思う。この露天風呂が広い!白骨の泡の湯を二回りくらい小さくしたくらいの大きさで30人くらいだったら余裕で同時に浸かれそう。屋根がないから開放感もバッチリで、露天風呂はこうでなくっちゃネというかんじ。この露天風呂は素晴らしいけれど、内湯がもっともっと素敵なのだ。湯船の底の一部が岩盤になっていて、石が敷いてある裂け目から、普段ジワジワ時々ボワッというかんじで湯が自然湧出している。湧きたての湯は無垢な瞳のように澄んでいて浸かっていると愛おしく思ってしまうほど。床も壁も天井も板張りというのが東北の湯治場のようで雰囲気を盛り上げているね。カランは水のみでシャワーは無く、体を洗うのは湯船の底からパイプで引いてきたお湯しかないのは、正直、困るのだけれど、ここの内湯にはシャワーがあったら目障りだろうなぁ。ただ、石鹸の類が一切無いのは、ちと困るので置いて欲しいね。出来ればボディソープじゃなくてレモン石鹸か牛乳石鹸だと完璧☆宿のオバチャンの話だと内湯の足下湧出は男湯のみで女湯は足下湧出じゃないそう。浴室を男女交代制にすればいいのかもしれないけれど、洗面所から男湯の浴室が丸見えだから、男湯女湯が固定なのは仕方ないのかも。つまり女性は足下湧出を体験するためには宿に泊まって深夜に男湯に入るしかないのだ(それ用に女湯側で鍵が掛けられるようになっている扉が浴室にある)。自分は、この男湯に入るためだけに女性がわざわざ泊まる価値は十分にあると思う。つうか、温泉好きなら泊まってでも足下湧出の湯を体験してほしいのだ、透明・白濁のお湯の色の変化も楽しめるし。

建物篇 料理篇 余計な一言