■侮れぬ力のある湯

内湯は石風呂
「生ビールをご自由にどうぞ」なんて
飲兵衛には嬉しいメッセージが

カーソルを当てると

露天風呂になります

風呂は貸切利用のものが一つのみ。
脱衣場はちょっと狭くて、洗面台の台上にはドライヤーと、シャワーキャップ、歯ブラシの入った籠も置いてあるから、なんか、“テンコ盛り”な感じで、スッキリとしていないような印象があるのは、ちと勿体ないかな。でも、生花を飾っているのは宿の気遣いが感じられてイイと思う。

浴室の広さは6畳くらいでカランは3ヶ所、それに続く岩造りの露天風呂。
内湯の湯船の大きさは2畳に少し足りないくらいかな。お湯は循環利用なんだけれど、脇の蛇口から源泉が注がれているので浴感はなかなかのもの。無色透明で見た目のインパクトが弱いのに、入るといきなり肌がヌルスベになるし硫黄の匂いも仄かにするような油断ならない温泉力で、ホント意外だった。湯船の内側に温泉成分が結晶化してこびり付いているのもお湯が濃いからなんだろうね。
結構やるじゃん!こんや温泉!!いやはやヲドロヰタ。

露天風呂の湯船は3畳弱くらいの広さがあるかなぁ。湯口が徳利というのはサスガ酒飲みの宿♪雨除けに板葺きの屋根がかかり二面は竹垣に囲まれ唯一開けている面は杉の木立越しの眺めなので開放感は乏しいけれど深い森の中にいるような雰囲気で印象は悪くは感じなかった。お湯は内風呂の二次利用でヌルスベ感も硫黄の匂いも内風呂に比べて非常に微弱になってパワーダウンしているのが明らかなのは残念だけど、消毒臭いわけではまったくないし、アブラ臭だの重曹泉特有のなんたらなんて薀蓄とか、源泉かけ流しが絶対なんて厄介な拘りが全くない軟弱者の自分としては、露骨でなければ温泉の循環なんてさほど問題にする事ではないんだな〜、だから気にはならないんだわ、これが。あ、一応言い訳しておくけど、自分だって源泉かけ流しのほうが嬉しいし大好きだし、他人に迷惑かけないのなら温泉の楽しみ方も十人十色だと思っているから、それぞれの嗜好を否定するとかって意味では全くないので、その点は誤解なくよろしくね。
さて、内湯、露天とも二人で入ると丁度いいかな、詰めればなんとか三人は一緒に入れるけれどそうなるとパックの苺のようなキッチキチ状態になるだろうから折角の温泉風呂なのに寛げないだろうね。手足を伸ばしてリラックスできる快適定員は一人ってトコだと思う。折角温泉宿に来て小さい風呂に入るのは自分にはNG要素の一つなんだけれど、そんなのどうでもよくなってしまうステキなアイテムがこの露天風呂にはあるのだよ。

そ れ は ・・・

:*:・゜☆飲み放題の生ビールサーバー☆゜・:*:・

つまり、温泉に浸かりながらビールを ゴクゴクo*)→プハー(〃^O^〃)ノ  なんてシアワセが楽しめるのだ。ビール代は宿泊料金の中にフィックスされているから、「あ、今ので何杯目だったっけ」なんて、回転寿司の食べた皿の数を何気に計算するめいた意識をしないで飲めるのはポイント高いよ。健康云々の問題は別にして心置きなく体内のプリン体濃度を高められるホントに天国のような風呂☆彡
ただあんまり深酒すると本物の天国へGO!なんて事態になりかねないから注意は当然必要だけれどもね。

他にも内風呂には、優しく撫でるように慎ましやかな威力のジェットバス機能と棺桶チックなサイズの一人用サウナまで備わっているし、市販(Daveとか植物物語とかの類)のボディソープが何故か5〜6種類も備えてあったりして(笑)、なんとも個性的&贅沢な貸切風呂だと思ったね。
そして、運良く他に客がいなければ24時間好きなときに入り放題飲み放題になるから天国度は更にUPするぞ〜!
実はいくつか気になったところはあったけれど、それすらも忘れさせてしまうくらい、ホント、イイゾよ〜、この風呂はステキ過ぎるね。


脱衣場の洗面台には生花。
ドライヤー・化粧水
シャワーキャップ・歯ブラシ
が備えてありました
貼ってあるポスターには
甘酒とカキ氷を\350で販売と書いてある

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