京都府夕日が浦温泉 枕山荘
 2005 9月中旬平日 ¥14000 1人

六月の島根旅行の宿を探しているときに偶然見つけて気になって仕方が無かった宿。某財閥の別荘を移築しただけに、宿屋という佇まいではないな。鍵はかかるものの廊下と客室を区切るのは襖だけだから、襖を開けるといきなり客室という造りで、宿に泊まっているというよりは他所のお宅にお邪魔しているような感覚になる。だから夜が待ち遠しい若い恋人達は時間によっては静寂を愛し慎ましやかに過していないと気がつかないうちに大恥をかいてしまうかもしれんぞ〜。自分はオヤジ一人旅だからあまり気にならなかったけどね。ただ、トイレは共同で(ほんとにほんの少し離れているだけなんだけれど)、面倒臭いからといって浴衣がはだけた状態で廊下を歩くわけにはゆかなくて、浴衣の乱れをいちいち直すのがちと面倒臭かった。けど、滞在中に何十回もトイレに行く訳じゃないから「まあ、いいや」ってかんじだね。泊まった部屋は仄かにお香の香りが漂い、床の間には生花があって嬉しい。飲物を冷やして置いておける冷蔵庫がないのは辛いな。あと、基本的な掃除は出来ているけれど、ゴミ箱に前泊者のゴミがそのまま残っていたのは、非常にイケマセンなぁ。(部屋に限らず館内殆どの)ガラスも濡れた雑巾で拭いたままなのだろう水の染みが残っていたのも何だかなぁ、乾拭きすればいいのに。空調の吹き出し口がガタついていて、中モード運転までは問題なかったけど強モードで運転すると振動がうるさいのも、要改良だと思う。ここは角部屋で入って右方向に芝生の庭、正面は宿の畑が見えて、なんとも長閑な景色を眺めていると、なんとも気持ちが和んでくる魅力に溢れているのだから、直ぐに解決出来る程度の欠点があるのは余計に惜しい気がする。それにしても縁側のある家、久しぶりで懐かしかったなぁ

風呂篇 料理篇 余計な一言