静岡県 伊豆湯ヶ島温泉 たつた旅館
           1999年6月 土曜 ¥14000


■第一印象は

今回はJTBで宿探しをしたんだけれど今回の予算
(¥15000)に合う宿があるにはあるんだけど
どうもユーザーアンケートの評価が芳しくない宿ばっかりでどうしようかな?と困ったんだ。
風呂はさえないだろうがやっぱ民宿しかないかぁ?
なんて思い始めていた矢先に「ここなどいかがでしょうか?ご予算内ですし評価もなかなかにいいですから」と
係員に薦められたのが“たつた旅館”だったんだ。
パンフレットをみると高級感っていうのかな、
風情のある外観が写っていたし
ユーザーアンケートの評価が良いのならと即決。

宿の玄関に立つと、「おぉ〜!パンフと同じじゃ〜ん!」。
ロビーも柔らかい色使いだし、なかなかの高級感も
あるし、どこも和風のイイ感じ。
宿帳の記入を終えて部屋へのご案内。
キョロキョロ脇見をしながらついてゆく。
新しいってぇのはやっぱりいいよねぇ。
この料金で新築の宿に泊まれるなんてオトクよのう♪
なんて思ったよ。
エレベーターを乗り換えさらに進むと旧館らしきエリアに
突入。あれれ?あれれ?なぁ〜んだやっぱりかぁ。
通されたのはやや草臥れ気味の旧館十畳間。
考えが甘かったぜ。やっぱ宿代考えればこれが妥当な
線だよなぁ。
旧館といっても概ね掃除は出来ているし、
なにより川の流れが間近なので気分はいいよ。
窓を開けると川面に手が届きそうサラサラという声が
心地よい。なんだか心安らぐのだよ。
でね、川沿いとか海沿いの宿に泊まると台風の時に
泊まってみたいなぁといつも思うんだ。
すごい迫力を目の当たりに出来そうでしょ。
このことを話すと皆「変わってるねぇ、ヘンな趣味」
なんて言われるんだけどね。
……、ええいっ放っておいてくれ!

客室からの眺め


■さあさあ風呂だ温泉だ

内風呂は15畳位あってけっこうでかい。
窓の外には百合の花が咲きその奥には竹林が見えて見晴らしはないけど雰囲気はいいよ。
なにより洗い場が広く取ってあるのは嬉しいねぇ。
シャワーで浴槽に飛沫が入らないか気を使わなくていいからね。
露天は4畳半くらいしかない。
今回は他の宿泊客とかち合わなかったからいいけど、見ず知らずの人間が三人入ると何かと気を使いかねない。う〜ん大きさがなぁ。
やっぱりちと小さいね。
小さいながらも総檜の家族風呂が無料というの は良心的だよね。
掃除は出来ていたし、癖のない湯は良いよ。




■御飯まだかな



夕食は品数もあってそれなりに豪華。
テミドールがあってね、おおっ伊勢海老\(^o^)/と思ったら
ロブスターだったり (-_-;
明らかに既製品っぽい素材を使ったものがあったねぇ。
けれど、鮎塩焼きや白魚の柳川鍋なんかの季節感のある
一品も出てきたよ。
下戸の自分にゃ困るだけだったが竹筒に入った
酒をサービスしてくれるのも嬉しいんじゃないかな。
朝食も敷地内に放飼いにしている鶏の卵が出てきたりして、
まぁ、どちらも宿代から考えたら全然満足。
あっそうそう、夜食に小さな握り飯が出てくるのも嬉しいね。
ちょっと親切〜、みたいに思えるからね。

■泊まって思うこと

従業員の感じも所謂“馴れ”みたいなものは感じるけれど、自分にとっては合格点の印象。
あくまでも、伊豆という前提でだけれどもお手ごろ料金でそこそこ気が利いてるからコストパフォーマンスは高いんじゃないの?
自分の宿自体の印象は、いい宿なんだけれど絶対もう一度行きたい!という程ではないかな。
でもね、いろいろな出来事に遭遇してここは生涯忘れられない宿になったんだ。どんなことかは虎馬温泉でご報告しますね。


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