北海道 養老牛温泉 湯宿だいいち
2006 4月下旬平日 連泊 和洋室\13500 洋室¥15900 1人

この北海道旅行の目的のひとつに、この宿に泊まるというのがあった。WEBで感想を検索すると誰もが絶賛していて興味津々だった。外観はエントランスのとんがり屋根とキツツキの絵の看板が洋風で良いかんじ。建物の中に入ると「いらっしゃいませ!」という声がその場に居合わせた従業員の人達からかかる。正面の大きなガラス越しに餌台の餌を啄みに来る野鳥と渓流が見え、大きな暖炉には火が熾されていて、洒落た山荘風の印象で親しみやすくて好印象。先ず暖炉を前にしたソファーに通され宿帳記入と夕食の時間とチョイスメニューの選択をしてウェルカムドリンク(10種類くらいの中から選べる)とお絞りで一息ついた後、部屋へ通される。このとき重い荷物を自らすすんで持ってくれたのは嬉しいね。ほら、軽いほうの荷物を明らかに選んで形式的にだけ荷物を持つ人とか割と多いじゃない、旅館の仲居さんって。館内は廊下とかエレベーター前は少しゴチャゴチャしているところもあって普段だと「ウムム」と感じてしまうことが多いのに、この宿だとかえって肩肘張らない気安さに受け取れるから不思議。で、考えてみたら従業員の人たちの明るく元気な対応から醸し出される暖かい雰囲気が伝わってくるからなのだと思った。初日に泊まった部屋は¥13500の和洋室。部屋は踏込みの左側に洗面台とトイレ。まずベッドが二台置いてある6畳くらいのフローリングでその先に4畳半の畳敷きのスペースでゆったりと広い。座卓の上には菓子とお茶セット。そしてポットのお湯だけでなく冷水も用意されている。冷水は布団を敷いたときに持ってきてくれる宿が多いけれど、実は風呂から戻ってきたときにいつでも喉を潤せるから最初から用意されていると有難みが100倍くらい増えるのだ。

床の間に生花が飾ってあるのと、タオル掛けがバスタオルも干せる大きなサイズなのは偉い。残念なことに部屋からの眺めは駐車場と隣の宿の壁で良くないけれど結構距離が離れていて圧迫感とかはなかったし、部屋の中が広々していて居心地が非常に良く気にはならなかった。
 二日目は渓流側の洋室¥15900。ドアを開けて左手に洗面台とトイレがあるのは和洋室と同じ。居室は12畳くらいの広さがあるのかな?渓流に面した窓が大きく取られているのも手伝って開放感満点。特に眺めが素晴らしいというほどではないけれど非常に気分良く過ごせる部屋だった。ただ、どちらの部屋もそうなんだけれども洗面のボウルが可愛い陶器で出来ていて見た目は洒落ていていいのだけどサイズが小さすぎで手を洗っても水の飛沫が周りにはねて非常に使いづらいのはイケマセンなぁ。こういうのは見た目じゃなくて使い勝手の良さを優先してほしいね。でもそれ以外は空気清浄機まで備わっている快適装備バッチリなかんじで全体的には◎。中でも特筆すべきは自分で暗証番号の設定が出来るキーレスの金庫があること。風呂に行くときに金庫の鍵を持って行かなくてすむので、鍵を盗まれはしないかの心配を全くせずに風呂に入っていられるので部屋の印象が更にアップした。このキーレス金庫、他の旅館でも採用してくれないかなぁ。

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