温泉宿に泊まるんだから、風呂はいつでも好きな時に気持ちよく入りたい。
だってそのために温泉宿に泊まりに行くんだからね。
鄙びた山の秘湯なんかに豪華で立派な設備を求めるのは、全くの筋違い。
でも、鄙びていようがいまいが清潔感がないのは論外だよね。
それはそれとして鄙びていようがいまいがどの宿にも何で無いんだろうかと思うものがあるんだよね。
それは貴重品を入れておくロッカー、あるいは鍵つきの脱衣入れ。
普通、財布とかカメラとか車の鍵を部屋の金庫に入れるよね。
防犯上、宿もそう勧めているよね。でもさぁ金庫の鍵、どうしてる?
連れがいて別々に風呂に行く場合はいいんだけどさ、
順番に入りに行くと自分が待っていればまだ帰ってこねぇなぁとイライラ、
待たせているときは早くかえってやらんとなぁと気持ちが落ち着かんのよ。
なにより、そんなのメンドクセーって皆で一緒に行くことってあるじゃない。
当然、部屋の鍵は防犯上掛けてゆく。
問題はその後なんだよ。
宿の脱衣場って棚に脱衣籠がオープンに並んでいるよね。
当然、鍵は奥のほうに入れておくけれど、この状態だと泥棒に取られ放題だと思わん?
自分たちが風呂に入っている間、籠の中を誰にいじられても
他の宿泊客なんかどこの誰が使っている籠なのか分からない場合が殆どでしょ?
これって怖いと思うんだ。部屋の鍵と一緒になっていたりするじゃない?
もし風呂に入っている間に部屋と金庫の鍵を盗まれたら…。
泥棒に貴重品のありかへのフリーパスを与えてしまうようなもんじゃないかな?
そう考えるようになってから混雑している時の風呂は心配になるようになった。
「気にしすぎだぜー」と連れに言われたこともあるけれど、やっぱ落ち着いて風呂に入れんぞ。
だから自分は風呂に行く時は金庫の鍵は必ずかけるけど部屋の鍵はかけないよ。
部屋の踏込みのところにスリッパを置いておくの、TVも隣に迷惑がかからない程度の
大きさの音で点けっ放しにしてね。部屋の中に誰かいるように偽装しておくんだ。
そうすりゃ、危険を冒してまで部屋に侵入してくる泥棒なんてそういないような気がするからね。
えっ、じゃぁ部屋と金庫の鍵はどうするのかって?
多分誰も思いつかないような場所に隠しておくよ。
それがどこかは宿によって変わるし、なによりナイショなんだけど。
一度あまりに凝った場所に隠して、その時は「俺って、てんさーい♪」と自画自賛していたんだけれど
翌朝、どこに隠したのか自分でも分からなくなちゃってあせったことがありましたなぁ(^^ゞ
だから宿にお願いしたい。
脱衣場に鍵付きの脱衣入れか貴重品用のロッカーを備えてくれ〜!
もちろんちゃんと備えている宿もあって、そんな時は「おぉ〜気がきいてるのぉ」と思うんだけどね。
何にも気を使わずに“でろり〜ん”と風呂に入らしちくりぃ〜。