まさしく名湯!

風呂は、フロントのある棟にあり、内風呂のみで男女の交代はなし。なので女湯の造りがどうなのかは分からない。分からないと中がどんなのか気になるので、男女交代制だと有難いんだけど、男湯のほうが広いみたいだから交代しなくてもいいや。さて、男湯、入り口の扉が良い具合に時の流れが染み込んで味があるな〜。脱衣所は棚と長椅子と体重計のみで、洗面台がないのは、ちと不便かも。でも、自由に使えるカミソリが置いてあるのは親切。浴室は20畳くらい?湯船は6畳くらいかなぁ?総タイル貼りで、古いのにとても清潔で気持ちよく利用できる。湯口が懐かしのゲロライオンなのも嬉しくて泣ける。カランが一つしかないのは不便だね。シャワーの穴のひとつひとつが温泉成分の影響で細くなっていて、使うとお湯が刺さるように痛いのは勘弁して欲しい。水勢自体は悪くないのでシャワーヘッドの交換をしてくれると嬉しいんだけど、。設備面はともかくとして、お湯は浸かって少し経つと肌にまとわりつくような感じがしてすごーく良い!透明なのにほんのりと硫黄の匂い。湯温が少し低く、夜は23:00まで朝は6:00から加温していて万人受けの湯加減が保たれている時間が一応入浴時間なのだが、お湯は一晩中掛け流されていて、自由に入れる。

つまり、深夜に入るといつまでも浸かっていられる温い湯好きには最高のパラダイスになるのだ。自分以外のお客さんが塩田平散策ジジババばかりで彼らの就寝時間は早く、23:00以降は誰にも会わずにかれこれ2時間以上風呂に入ってしまった。もうあがるのが名残惜しいほどに気持ち良くて、温い湯が好きな人は深夜に入るのがオススメ。他に家族風呂がある。二箇所のうち片方しか稼働していなかったけど、いつ行っても空いていたのは宿の人の案内がほぼ無く存在自体が客に知られていないからなのかもなぁ。貸切料金がかからないのだからもっとアピールすればいいのにね。ここもお湯は掛け流し。2人なんとか入れるかな?という浴槽サイズが幸いして、景気のいい掛け流しっぷりはなかなかのモノで黒い湯花も多く、ここの一浴もオススメ。