長野県白骨温泉 湯元斉藤旅館
      1998年6月平日 ¥13000

■第一印象は
ミーハーと言われようが
一度は泊まってみたかった白骨温泉
予約なしで当日旅館案内所に尋ねると
湯元斉藤旅館の最低料金の部屋なら
空いているとのこと。
いぃ〜よ、いい、最低料金でイイ!
今回は野郎ツーリングなんだから
安いに越したこたぁねえもの。
白骨温泉街の一番奥まったところに
湯元斉藤旅館はある。
バイクだったから問題なかったがバスで来ると
バス停との中間からダラダラ坂の昇りになるから
ちょっとしんどそうだなぁ。
建物は木造三階建ての本館を中心に
木造の棟が並んで建っていて、さすが老舗!と
思わせる風情ですなぁ。
一歩館内に入った途端「いらっしゃいませ!」という男性フロントの元気で丁寧な挨拶で出迎えられる。
チェックインの手続きと部屋への案内は
Hさんというフロントの若い女性。
笑顔で親切♪可愛いなぁデレデレ〜状態に
オジサンなってしまいましたよ。
えっ、荷物をお持ちしますだって?
イイのイイの自分で持つから♪
館内は新館を増築したりして、やや迷路気味。
油断していると迷っちまいそうだ。
通された部屋は古びた8畳の和室。
¥13000なのに部屋にトイレも付いてないの?
普段ならここでちょっとハズレ引いたか?と
警戒モードに入るんだが、
今回はフロントのHさんが可愛いから
特別に許しちゃうぜ。
しばらくして客室係りと名乗る
オバチャンがやってきた。
この人が超やる気ゼロの対応、
形式的にお茶を淹れてくれたんだが
急須から本当に5秒も経たないうちに
湯飲みに注いじゃうから、ただの白湯。
こんなんなら呈茶なんてせんほうがいいぞ。
悪印象度がアップしちゃうだけだからね。
あと、無表情の早口で案内とかを
喋るのはやめちくり〜。何度も聞き返しちゃったよ。
でもこのとき以外オバチャンとの
接触はなかったよ、良かった良かった。

左は客室からの眺め。
本人の強い希望により顔はモザイクです。
■さてさて風呂にレッツゴー
16時だったか17時だったかから一箇所しかない
露天風呂がその日のうちは女性専用になるから
入っておいたほうがいいとのこと。
で、行ってみるも超満員で入れない〜、
仕方なく男湯に行ったんだけれどね、
ここが目茶苦茶狭いんだよ。
壁に岩を配した木造の浴槽の雰囲気はいいんだ
けれどさ、三人入れば一杯になっちゃうほどの
サイズじゃなぁ。
カランも四つくらいしかなくて順番待ちだぜぇ、
マジでげんなり。
そしてもう一つ混浴の内湯“竜神の湯”がある。
ここは浴槽だけでも20畳くらいあって
広々していて良かったよ。
混浴といっても女性はなかなか入りづらいだろうし
女性専用時間帯に皆入りに来るみたいだから
実質的には男湯みたいなもん。
巨岩の上から温泉が注がれ、周りは温泉の成分が
結晶化して幾重にも堆積していて、
その濃さを物語っているように感じた。
翌朝になってようやく露天風呂に入れたよ。
サンダルに履き替え宿の裏山を
少し登ったところにあって森に囲まれたその佇まい
は思い描く白骨温泉のイメージそのもの!
おぉ〜!いいじゃん、いいじゃん!と盛り上がって
湯に浸かると、うっ、ぬっ温い!温すぎる!
いくら山の朝は気温が低いといっても
温泉に浸かっているのに寒くて震えが
止まらんとは困りもんだよね。
今、6月だよ初夏でこんなのだと
冬とかはどうなんだろうね。




露天風呂です。
(内湯は人がいて撮れませんでした)
■御飯まだかな
料理は、まぁこんなものみたいな山の料理。
馬肉のスキヤキの他、なんとかかんとかという
山の素材中心で印象はいいんじゃないかなぁ。
特に美味しい!と感じるものはなかったけれどね。

 ■泊まってみて思うこと
  自分が泊まった時(98年6月)、浴衣の柄が新館の客と安い料金の客で違っていたんだよね。
  丁度入れ替えの時期だったのかなぁ?真意の程は分からんがね。
  それとフロントに比べて客室係りや給仕のオバチャンのやる気の無さは一体何なんだろうか?
  落差が本当にデカすぎるよ。
  フロントも散歩に行こうとすると、声を揃えて「いってらっしゃいませ!」
  帰ってくればまたまた声を揃えて「おかえりなさいませ!」と最敬礼。
  普段そんな対応に慣れていないから「あっ、どうもすみません。もうしませんので…」なんて
  こっちも意味不明に謝ってしまいそうで、すこぉ〜し堅苦しいすぎるかな。
  でも、Hさんは印象いいなぁロビーで意味もなくウロウロしていたら「いかがしましたか?」
  なんて笑顔で声を掛けてきてくれたり。冗談言うと付き合って笑ってくれたりしもんなぁ。
  チェックアウトの精算で「ああ、これでHさんともお別れだ、最後にその笑顔もう一度見たいなぁ」
  と思っていたのに肝腎のHさんの姿は見当たらず、残念至極だったな〜。
  悪い宿ではないんだけど、わざわざもう一回泊まりに行きたいとまでは思うほどではないからなぁ、
  んな訳でさようならボクの淡い恋心 (p_q、)シクシク (p_・q) チラッ 

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