美味しいのだ〜

食事は夕・朝ともに部屋食。選択肢のパターンはすっかり忘れてしまったけど、時間は選べた。夕は、最初に手書きのお品書きと数品が並べられ、それから一品ずつ後出しで持ってきてくれた。料理の温度にも気配りおお有りで、素材は山の物オンリー。柿の天ぷらや箸休めの大根ゼリーのような独自色の一品も。気になったのは、普通なら最後に出るであろう山菜おこわと吸物が食事開始間もなく出され、その後で粕汁、〆に雑炊と汁物の料理の割合が高くて、ちとバランスが悪いような。特に中盤に出される粕汁はかなり甘い味で器も洗面器ばりの特盛りサイズで量も多くて酒をちびちび飲りながら食事をする人にはキツイ一品になるかもしれない。〆は舞茸雑炊か手打ち蕎麦のどちらかを選べる。虚覚えだけど、蕎麦を選ぶと二〜三百円の追加料金がいるような説明があった。そして海より深く迷った末に選んだのは「両方」(^^;七百五十円の追加料金がかかったけれど、どっちも美味しく大正解の選択。朝は普通の一気出しゴハンというとこかな。全体的に細かく言うとあれやこれやと気になってしまうけど、料理を運ぶテンポが自分の食べるペースと合っていて、次の料理が来るまで待たされるストレスを感じることは皆無でありがたかったし、盛り付けもキレイ。出し汁もキチンとした味で美味しく、この宿が料理に力を入れているのが伝わる大満足の食事だった。