改築前の佇まい
画像をクリックすると改築後の
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上は客室からの眺め
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下は去年泊まった天望館(旧新館)
予め布団が敷いてあると寛いじゃうんだよね
見苦しくても我慢すべし(苦笑)
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自分には必ず再訪しようと決めている宿が何軒かあってね、満山荘ももう一度訪れたいと思う宿の一軒なのだ。改築前の素朴な山の宿系(所謂ロッジやヒュッテって呼ばれそうなやつ)の佇まいも自分は好きだったけれど、古民家風というか、鄙び侘び系というか、まあ、そんなかんじで、今の佇まいはなかなかにイイんじゃないかな。
真新しい暖簾をくぐるエントランスからして華美ではないけれど洗練された雰囲気で、今までの満山荘とはまるで別物。んなもんで玄関の扉を開けると土間と板の間の広いロビーが眼に入った途端、あまりの変わりようにオジサンはちと戸惑い気味だったわい。しかし、木と土で出来た建物の中にいるとどうして気持ちが落ち着いてくるんだろうね。不思議だよな。あれ、スリッパなくなったんだ。足で木の感触を味わってもらいたいかららしい。それでアメニティに足袋ソックスが付くようになったのか。
今回建替えられた部分を見るとね、無粋な蛍光灯の照明が、まず見当たらない。白熱灯の間接照明や竹籠や毛筆で字が書かれた和紙をシェード代わりに使っていて、どこにある光も影との調和が優しいんだよね。こういう部分にも気を配っているとは、やるねぇ。ただ、ホント些細な事なんだけれど、ランプのコードの処理がしていなくてしがらみを作ってゴチャってるのは勿体ないかもね。でも、建物が完成したのが営業再開日ギリギリだったそうなので今後改善されるんだろうなぁ。だってさ、火災報知器も壁と合わせた色にしてあるくらい気を使って建てられているんだもの。
今回の部屋は新しい観山館。一歩中に入ると「おぉぉ〜!」木と畳の香りが清々しくて気分イイ♪次の間は天井も高くて圧迫感ないし、囲炉裏もあるんだぁ、すげえ。お茶飲んだりする時はここで和めばいいのだね。そして、ここんちはインの時から布団がすでに敷いてある。人手が少ない宿で布団の上げ下ろしの手間を省くためなんだろうけれど、これが有難いんだよね。すぐにゴロゴロ寛げるでしょう?
天気さえ良ければ、日中は北アルプス、夜は長野市の夜景が見えるんだけれど今回は雨でダメだったんだよ、残念。
洗面所のシンクも大きめでトイレの照明もイイ雰囲気なんだけれどね、洗面所に備えているタオルがノベルティと言うか粗品で貰う業者のネーム入りなのは、折角の部屋のいい雰囲気を壊すからやめたほうがいいような気がするぞ。あと、トイレはとても清潔で気持ちよく使えるんだけれど、前日までは見ず知らずの他人が使っていた訳でしょう、だから床が板敷きでもここにだけはスリッパがあるといいのになぁ。それと便器に座ると電灯が視界に入るので電球をマメに掃除しないと埃が気になるかも...、って、こんなに些細なこと言っていると、なんだか兄嫁イビリが趣味の根性悪な小舅だねぇ、オレサマってばさ、何者じゃい。やだやだ。
でもね、気になるのがその程度しか無かったって事なんだよ〜。
あと、浴衣じゃなくて作務衣が備えてあるのは着ていて前がはだける心配もないし動きやすくていいやなぁ。 |