福島県中ノ沢温泉 御宿万葉亭
2001年6月土曜3人¥16200(全込)
■第一印象は | |
客室からの眺め |
今回の温泉旅行は『新緑』がテーマだったんだ。 それで色々探してね、ここんちの露天風呂が、まさに森の中!みたいだったので泊りに行くことにしたんだ。 中ノ沢温泉ってどこにあるの?ってくらい存在を知らなかったんだよ。へぇ〜、安達太良山の麓にあるんだ。 街道沿いに温泉宿が建ち並んでいるんだけれど万葉亭は脇道に逸れた雑木林に隣接して建っている。 外観も館内も落ち着いた色使いで感じは悪くないんだけれど、殺風景っていうのかなぁ、何か物足りないんだよねぇ。 で、考えていたら気が付いたんだけれど生花を何所にも殆ど飾っていないんだよ、盆栽みたいなのはちょこっと置いてあったけど。 客室も含めて館内何所も掃除が行き届いているから不快って訳じゃ全然ないんだけれどもね。 普段は気にしていなかった花の存在感みたいなものの凄さを知ったような気がしたよ。 |
■やっぱり風呂でしょう | |
強酸性泉だからなんだろうな総木造りの内湯は山の温泉の雰囲気があっていいかんじ。 カランの数が少ないのは気になったけれど洗い場と湯船の間もゆとりがあるのはイイね。湯船は8畳位だったかなぁ。 宿の規模から考えればギリギリOKの広さ。肝心の露天は、うーん、小さいなぁ、3畳位しかない。 案の定、混みあう時間はカランも露天もどちらも待つ羽目になった。温泉旅館なんだからストレスなく風呂には入りたかったぞ。 でも、露天からの一方向の眺めは清々しい新緑の雑木林が広がり、季節を感じることが出来た。 そうそう、こういう手付かずの自然林の眺めは本当に心が休まるからいいよね。 左はスライドショーです |
■御飯の時間だ
これまたスライドショーにしました |
夕食のみ部屋。 到着時にスキヤキ風牛鍋、キノコ鍋、海鮮鍋の中からチョイスが出来るんだ。 どうせ山の中だし時期的に考えて山菜がメインなんだろうからと、敢えて海鮮鍋を選ぶ。 これが結構なお味で残りの汁を使って雑炊にして全部食べきってしまったよ、おいしかったなぁ〜。 他の料理は、自分的には、まあフツーの味だったかな。生で食べられるという牛肉を火をしっかり通して出してきてさらに卓上コンロで火を通したり、キツネ色の揚げ物の上に同系色の金箔が飾ってあったりして彩とか細かく気にするとチグハグな部分が結構目立つんだけれど、別に嫁イビリしているわけじゃないんだから大した問題にすることじゃないよね。アハハ。 朝は広間。すでに火が通っている卵料理にまた食べる段になってもう一度火を通してカチカチに固くしてしまうだもんなぁ、やっぱりチグハグだ。 ここんちで水耕栽培のホウレン草を初めて食べたんだけれどもこれが柔らかくて癖がなくて美味しかったなぁ。 |
■泊って思うこと | |
宿の玄関にて |
従業員の対応はかなり良かったよ。 皆きちんと笑顔で対応していたし、先に書いたけど夕食で鍋の残り汁を雑炊にしたいと言ったら、追加のだし汁を持ってきてくれたよ。 車もチェックアウトで外に出ると玄関に近いところへと移動しておいてくれた。親切だね。 こういう客に尽くす心みたいなのが伝わってくると嬉しくなるよね。 正直、個人的にはちょっとチグハグな印象があったんだけれどもね、そんなのどうでもいいことだよね。 やっぱり心、最後は心でしょう? |
■後日譚 |
宿でアンケートに答えると誕生日に粗品進呈と書いてあったので出してきたんだ。 そして誕生日の頃に宿から封書が届いた。なんだろう♪と開封してみたら、 出てきたのが名前のところ以外のメッセージは印刷の絵葉書と宿泊優待券、 これが利用条件が厳しいくせにたいして割引になっていない。 他にもワインやコーヒーの無料券が入っていたんだけれどね、 これって泊りに行かないと意味無いものばっかりじゃんか! 「こんなもん送られても、ちぃとも嬉しくねえよ」と思ってしまった。 折角の心尽くしが逆効果になりかねないよ、勿体ない。 |