神奈川県丹沢・中川温泉 信玄館
              2000年11月上旬平日1人\15000

■第一印象


カーソルを当ててみて
中川温泉はR246から丹沢湖を目指し、更に奥へ10キロ入った場所にあります。先はどんづまりの道なので進むにつれ、ホント関東近郊?って思える位に山の色が濃くなってくる。
ただ、温泉街じゃないし、秘湯と呼ぶにはなんとも中途半端ロケーションなんだけれどね。
信玄館は、戦国時代の武将の館がメインイメージの宿でロビーは臙地色の絨毯だし館内には鎧やら十二単の打掛けが飾ってあるし、さらに客室にはお城の名前が付けられていている(ゲームコーナーは川中島だって)。個人的な印象としては全体的に田舎の結婚式場に通ずるものを感じてしまう。極端にイヤミな感じは受けないけど、高級感と場末感って紙一重なんだね。この宿は当然前者に微妙ながらも位置していると思うけれど。(^O^;ゞ
■風呂は豪華だね〜
ここは設備が充実してて、特に風呂の充実は素晴らしいぞ。ジャク−ジ付きの檜露天とサウナが併設された20畳以上の広さの浴槽の大浴場、それとは別に混浴露天もある。そのうえ24H入浴出来る三箇所の無料貸切り風呂までスタンバっています。この貸切り風呂が、とても無料とは思えないくらい設備が整い、それぞれ趣も変えてあり、尚且つ広くて小さな宿だったら自慢の風呂にしてもおかしくないくらいのレベルなのだ。知名度の低い温泉だから、このくらいしない
と集客がしんどいのかもね〜。でも湯は循環利用でエンソの匂いがするぞ。宿の前に源泉の井戸があるんだけど、推測するに風呂の規模が湧出量と見合わないほど大きすぎるからのようですな。ただし混浴露天の湯だけは、アルカリ泉特有のぬめり感があり温泉が実感できる。でもさぁ、どの風呂も川沿いにあるのにどうして川が見えないの?。残念だ。
脱衣場にはロッカー、洗面台と浴室の洗い場には個々に仕切りがあるのも嬉しい。特に洗い場は誰の目を気にすることなく、ゴシゴシ洗えるから仕切りがあるのはナイスですな。泉質にさえこだわらなければ満足度かなり高し!
■御飯おいしゅうございました


カーソルを当てると朝食になります
料理は美味くて、盛り付けの彩りのあざやかさには絵心も感じられ、レベルは高いぞ。
特にこれがっ!と思えるほどではなかったけれど、(+д+)マズーな一品もなかったしね。
それと、夕朝ともに部屋食だったのもお行儀わるく食べていても他人の目がなくて有難かったなぁ。
デザートのみかんゼリー以外は一気にぼ〜んと持って来ちゃうんだけれど、これはこれで気楽でいいね。
■泊って思ったこと


宿付近の景色
従業員の対応もまあまあかな。ただ、フロントにいる人たちは愛想が無さ過ぎ。笑顔くらい出来んのかなぁ?サービス業だろうに、。ここがちと残念かも。
最後にこの宿に泊まるのなら最低料金で泊まるのはどうかなぁ。部屋が道路側に面していて、渓流側の部屋とは眺めに雲泥の違いがあるから。
宿代だけみると、やや高めかな?と感じてしまうけど、設備や料理等から全体的に考えて、近隣の箱根や河口湖に比べると料金は割安に感じる。それに首都圏からだったらば近い分、交通費が安くすむし、なにより無料貸切り風呂が充実しているので、御夫婦連れだったら思う存分♪二人の世界♪に浸れそうだから、源泉100%にさえこだわらなければ満足度はかなり高いんじゃないの。ま、自分は一人旅だったけどサ…(TヘT;)