湯上がりの牛乳が飲み放題♪

風呂は本館と新館それぞれにと庭に貸切露天風呂というラインアップ。本館は宮ノ下温泉で新館と貸切露天は小涌谷温泉(自家源泉)が引かれている。一つの宿で二種類の温泉に入れると考えると得した気分。泉質が違うらしいのだけどどちらも無色透明無臭のお湯でその違いは分からなかった。でも、まあ、嬉しいことだネ。入浴時間は14:00〜25:00・5:00〜11:00、新館に限り朝に男女の入れ替えがある。花の湯・笹の湯と名付けられた新館の風呂はそれぞれに脱衣所は広々で、アメニティはひととおり揃い、使い放題のタオルも常に山積みだし、冷水器に個人的に熱烈ラヴな貴重品ロッカーと設備面は整っていて非常に快適。花の湯は洗い場と湯船がそれぞれ別室に分かれている造り。もう一方の笹の湯もそうだけど洗い場がカランごとに仕切られているのは、あんなトコとかこんなトコを洗う時に隣に気を使わなくていいから有難いねぇ。えっ?あんなトコとこんなトコってドコのことかって?あんなトコは髪の毛のこと。ほら、洗髪でシャンプーを流す時は目を瞑るから気付かないうちに他の人に飛沫をかけていないか気になるでしょう。じゃあ、こんなトコはどこのことかって?うむむ・・、説明するためのタイピングが億劫なので、こちらはご想像にオマカセしときます。アナタが想像したので多分合っていると思うので☆

花の湯の内湯は総檜の風呂とやはり総檜の寝湯で、どちらも源泉掛け流し。照明を抑え気味にしてあるので、湯船に浸かっているとすごーく落ち着いてくるのだ。あ!だから洗い場と湯船を別室にしてあるのか!個人的には寝湯が温めで非常に気に入ってしまった。寝湯自体は他所の宿でも時々見るけど、寝た姿勢になるから底が浅くてデヴの自分は三段腹の二段目と三段目が湯面からひょっこりひょうたん島の如く湯面から出てしまって困る場合(^^;が殆どなのに、ここの寝湯はやや深めの造りでひょうたん島の出現が見られずリラックス出来た。露天風呂は岩造りで循環の湯。目の前に竹垣があって開放感は乏しい。一方向だけ森の眺めが広がっているのでそっちに顔を向けていると山の湯の雰囲気がいい感じだけど。笹の湯は洗い場と湯船が完全に区切られていないけれどキッチリと分けた配置。湯船は石造りで笹の湯も内湯は源泉掛け流し。湯船の他に利用目的のはっきり分からない巨大なベンチのような物が鎮座しているし、露天は総檜で雰囲気は悪くないけど目隠しで周りが覆われていて勿体ない造りで、自分は花の湯のほうが好きだなぁ。本館の風呂は新館の半分以下の広さしかなく、楽しみにしていたサウナは70℃の低温で物足りないし、内湯・露天共に循環湯で造りも旅館にありがちなものだけど、清潔で気持ちよく入れたし、アメニティや設備はひととおり揃っているので不便は感じなかった。どの風呂も循環風呂は塩素の匂いがしたけど微かにだし、どこも清潔で設備も整っていたから非常に快適な入浴が楽しめた。そして、この二つの浴場の他に庭に貸切露天が二つある。全くと言っていいほど同じ造り。目の前は森の木々の眺めだけで、まるで隠し湯のような趣があり、雰囲気は良い。ただ、二つの風呂は隣接していて、隣の声がほぼ筒抜けに聞こえるので注意が必要かも。自分が入っているときは、隣の破廉恥なカップルが素っ頓狂な声を出しているのが聞こえてマイッタ(^^;貸切露天は空いていれば好きな時に無料で使えるために混んでいるので早めにチェックインして楽しんだ方がいいと思う。不思議なのは大型旅館なのに大浴場が混み合うことがなかったこと。約半数の部屋が露天風呂付きだから大浴場まで足を運ぶ人が少ないのかなぁ。おかげでゆっくり風呂に浸かれたから、そんなことはどうでもいいか。