お湯と料理の口コミ評価が良かったので泊まってみた鹿の子荘。建物は相当年季が入っているうえに、トイレは男女共用だし、洗面は風呂の脱衣所でしか出来ないし、カランとシャワーの水勢は虫の息の如き弱々しさで水回りの設備があまりに貧弱なのはキツイけれど、館内の掃除はおおむね出来ていて寝具や浴衣・バスタオルも清潔で気持ち良かったし、従業員のオバチャンも笑顔で接してくれたので泊まった印象は悪くない、てか、良い。宿泊客が自分一人だったのも手伝ってだろうけれど、「寛げた」から。料金が¥6300¥8400¥10500の三段階に分かれていて、その差は料理の品数かグレードの違いによるらしい。幾らで泊まっても部屋は大差がなさそうで、自分は¥8400で泊まって総合的には可もなく不可もなし(つまり普通ということね)と思ったから、料理が多少ダウンしたとしても最低料金の¥6300で泊まるのが一番オトク感が感じられるのではないかなぁ。鄙びた宿が好きな人にはオススメできると思う。
ホンネ:部屋とか設備だけで考えると¥5000くらいが妥当な料金のように感じた。トイレは入って左側の便器は消臭機能まである最新型の洗浄機付なんだけど床が歪んでいるし、個室の窓から見える壁に穴が開いていてそれを発泡スチロールで塞いでいるのは、なんとも言い難い悲しみ具合。んなモンで正直、¥10500で泊まったら割高に感じて相当ガッカリしただろうなぁ(^^;