長野県角間温泉 岩屋館
       1998年6月平日¥12000

■第一印象は

カーソルを当ててみてね
上田の町から北側の菅平に向かう道から少し外れたところに角間温泉はあります。
標高は高いといってもまださほどでもないのに辺りにはなんとも深山の雰囲気が漂っている。目の前に切り立った岩壁がそそり立っているからなんだろうね。自分が訪れた時は天気が悪く、霧も出ていたから山奥度もかな〜りアップしていたなぁ。
木造の本館の後ろに鉄筋の新館がど〜んと建っていて見た目はちょっとチグハグなんだけれどね、館内はギンギラではないし、かと言って素朴系でもなく、飾り気のない上品な雰囲気でさ、なんか育ちの良さみたいなかんじかなぁ。
通された客室は本館の8畳間。目の前には木々の緑と岩壁が見えるのみで、とにかく静かでいいじゃないよ、ここ。
角部屋で二方向に広いベランダがある。椅子も置いてあるから天気のいい日にここでうたた寝したら気持ち良さそう。
宿を取り巻く環境は静かに過ごしたい自分には本当に素晴らしい所だと思ったぞ。
■風呂はどんなんだったけ

この時は風呂の写真を悉く失敗しました(涙)
風呂は露天が一箇所しかないので基本的には混浴なんだけれど女性専用時間帯もあるから入りたいときに
何も気にせず入れないのは個人的にはイヤだなぁ。
ただ、ここも向こうに聳え立つ岩壁が見えて、まさに秘湯って趣は最高だったよ。
内湯は8畳くらいの大きい浴槽と1畳くらいの小さい浴槽があるんだ。大きいほうは透明な湯が、小さいほうは源泉がそのまま張られている。源泉そのままのほうは温いんだけれどね、酸化鉄ぅ〜!みたいな濃さがあって良かったんだけれど
透明な湯は正直、温泉なのかどうか分からないくらいあっさりしていた。露天も源泉から考えるとアメリカンな浴感があって、ひょっとして濾過しているのかもしれない。
こんないい湯なのに、そうだとしたらどうしてなの?勿体ない気がするぞ。
内湯の脱衣場にタオルが山積みなっていて自由に使えるんだけれど、これが宿泊客が残していったタオルなんだ。
残していった物と言ってもキチンと洗濯してあるからフケツじゃないし、どうせ捨てちゃうんだったらこうやってリサイクルするのもいいアイデアだなぁ〜と思ったよ。
*最近、内湯に併設された露天が新しく出来たらしいです*
■御飯の時間だ〜
夕食は宿代から考えると充実しているね。美味しかったよ。
ただ、鯉料理が何品かあって、鯉が苦手な自分にゃちと辛かったかな。
でも極端な癖や小骨が気にならなかったんだ。板前さんの腕がいいからなんだろうね。
写真を撮るのを忘れちゃったんだけれども天麩羅は後から熱々で出してくれた。
「庭のツツジが鮮やかでしたので揚げて添えてみました」との一言が。棒読み気味の話し方は取って付けたようだったけれど、なんかオッシャレ〜。
朝はまあ普通としか言い様がないかな。
■泊って思うこと

帰りに立ち寄った海野宿にて
従業員の対応も頼めば笑顔でやってくれるけれど、あとは付かず離れずな程好い塩梅で良かった。
なんと言っても静かな環境は静養にはもってこいだと思うよ。
ご主人に聞いたら、江戸時代の浅間山の噴火まで熱かった湯温が温くなったんだそう。
で、山を挟んである鹿沢の湯は逆に温いのが熱くなったんだって。そんなことがあったんだ〜。ほお、自然て面白いね。
面白いと言えば、湯上りにロビーで寛いでいたら父娘らしき客がいてね、随分ぴったりとくっついていて仲がいいなと
思っていたら、手を握っていて女の頬にチュッってオヤジがやっていた。ウオォ〜不倫カップルだったのね。
女がパパって呼んでいたのは違う意味のパパだったんだぁ。
他人事なんだけれども、あんた達、不倫旅行で秘湯の宿は選択ミスだったね。とにかく目立っていたからなぁ。ああ、やだやだ。
どう見ても連中は日本人だったぞ。習慣でチュッはせんだろうになぁ。もう、バレバレっすよ(^-^;

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