新潟県貝掛温泉旅館
      1999年7月平日¥12000

■第一印象は


上の画像にカーソルを当ててみてね



湯沢からR17を三国峠へ向かい宿の看板が立っている脇道に入るとだんだん山の色が濃くなってゆくんだ。
途中かなり急な坂を下り車一台がやっと通行できる橋を越え少し進むと民芸調の一軒宿、貝掛温泉旅館が見えてくる。
民芸調の造りは周囲の木々との調和が取れていていいねぇ。ロビーは広めで派手さはないけれどもいい感じだよ。
湯治部もあるので館内は結構広い。
館内どこも木造の木目が感じられるし、古い建物の部分も手入れがされているから山宿の味わいがより深くなっているんだろうね。
予約の時に新館と本館二つのタイプの部屋が空いていたんだ。古い木造の建物が好きな自分は本館の部屋にした。
通された部屋は9畳の和室。窓の外は玄関のある建物と間にある養殖池が見えるだけでイマイチかな。
掃除は行き届いていてその点はいいんだけれども、クーラーは当然のこと扇風機さえもないのはどうもなぁ。
山だから普段自分が生活している街中に比べれば涼しいんだけれど、それは比べればの話であって、日中は暑くて実際参ったよ。
夜は逆に肌寒いくらいだったから寝苦しくはなかったけれどもね。でも扇風機は欲しいよなぁ。
■まずはひとっ風呂だね


















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ここんちの風呂はどこもでかいねぇ。内湯も露天もビッグサイズ、洗い場も広々しているし、天井も高くてヘンな圧迫感がないのは
素晴らしいね!天井の丸太を組んだ梁もいい味わいだねぇ。
内湯は源泉そのままの浴槽と加熱した浴槽があるんだけれど、源泉そのままのほうは温めの湯で気持ちよかったなぁ。湯枕に頭を預けてウトウトまどろんでしまった。無色透明無味無臭で見た目はどうってことないんだけれどね、しばらく浸かっていると細かい気泡がびっしりと付いていて、ああ温泉なんだなあと思ったよ。眼病に効く温泉ということで目を洗ってみたんだけれどどうだったんだろうかね?
1泊2日でチョチョッと目を洗っただけで効果を期待するのは虫が良すぎる話だぁね、まったく。
露天は山の木々に囲まれているだけだし広くて開放感は抜群。こちらにも加熱した湯の小さな露天が併設されていたよ。ただね、雰囲気はいいんだけれど湯花とは自分は思えないヌルヌルしたものが底に沈殿していた。内湯にはこんなもん沈殿していなかったぞ。でね、露天からあがろうと風呂の中を歩いていたら、そのヌルヌルで滑って転んでしまった。危ねえな。
*つい最近、日帰りで入浴してきたんだけれどその時は露天のヌルヌル物体が無かった。どうしてあの時はあったの?謎だねぇ。それと自分が泊まった時とは違って時間で男湯女湯の交代をするようになったみたいだよ*
■御飯まだかな
          



















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         夕食でもう一品青竹に入った豆腐も出ました
食事は夕朝ともに食堂で食べた。新館だと夜は部屋食なんだって。
メニューは山の料理で味はまあ普通に美味しかったかな?数品は後から熱々や冷え冷えで出してくれるので、いいんでないかい。
宿代から考えると、ウン!御馳走だよ。
朝食は新館宿泊客も食堂で食べる。宿代が違うから料理の内容の差は当然だよね。
当日の宿泊客に対してテーブル数が足りないんだろうか、本館宿泊客は相席にされたんだぜ。いくらなんでもこれはちょっとムカッとしたよ。
そこまで露骨な差を見せられるとね、普通そこまでするか?それと味噌汁が凄く美味かったんでお代わりを頼んだらダメですだってさ。
せめて御飯と同じく味噌汁くらいお代わりさせて欲しかったな。ウゥ〜ム、セコイいのぉ、お主。
■泊って思うこと

当日観光した清津峡の眺め
従業員の対応はかなり良かったよ。若いバイト風の子等も笑顔があったし挨拶もきちんとしていてね。
それと内湯の温い風呂は最高に気持ちよかった〜!自然環境もいいし、風情もあって印象が良かった。
だから余計に露天のヌルヌル物体と朝食の残念さが際立っちゃたのかもしれないね。
先にも書いたけれどこの間日帰りで露天に入ったときは掃除が行き届いていてとても気持ちよかったから、まあ偶々の状況だったんでしょうな。きっとね。
この宿は初夏には蛍が見られるんだよ。夜一人で川原に出かけて蛍の出てくるのを待っていたんだけれど、全然出てこないんだ。
そこで宿から借りてきた懐中電灯を点滅させたら、それに応えるように周りの草むらや林の暗闇の中から一斉に蛍が光りだした。
もう、美しいという言葉しか見当たらないくらい素晴らしかったよ!全身に鳥肌が立っちゃったよ。
あの光景は死ぬまで忘れられないだろうね、目を閉じると今でも鮮明に思い出すよ。
こちらもすらいどしょーです

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