福島県 いわき湯本温泉 元禄彩雅宿古滝屋 
¥10000 1999年9月日曜泊
■第一印象はですね
茨城県って温泉が少ないような気がするんだけど、実際はどうなんだろうか?
そんな中、いわき湯本温泉は茨城の温泉の代表格のような印象があるんだ。
だって常磐ハワイアンセンター(ワタシの世代は今でもこう呼ぶのだ!)があるじゃない。
県北部の基幹都市と温泉地の混在かぁ…。
どこ泊まっても”静かにの〜んびり”は出来そうもないけど、なぁ〜んか興味が湧いてくるなぁ。
同行者を募るも見つからず、一人旅。予約がメンドっこいので、通りすがりの「日本旅行」で
宿の予約をしてもらうことにした。大温泉地での一人旅の予約って個人だと大変なんだよ。
「お一人様ですかぁ〜?だったら満室ですねぇ〜」みたいに露骨に断られることが多くてね。
一人旅でもOKってところも幾つか見つかったんだけれども割増料金が凄い!¥5000なんて普通、
中には二人一室だと一人¥12000なのに一人利用だと¥25000って宿もあった。
¥12000×2=¥24000なのに、一人だとどうして¥25000なんじゃぁ〜!
でもね、「日本旅行」のオネエサン、頑張って色々探してくれたよ。ありがとうね。
で、決まったのが元禄彩雅宿古滝屋。
外観は、ここマンションかえ??ってくらい味気なかったなぁ。
バイクで行ったので玄関前で待機していた車の誘導をしているオッサンに何処に停めたらイイの?
って訊いたら、「えっ、バイク?一人??」と言われた。で、「そこらに適当に停めといて」だって。
どうやら一人旅もバイクで来る客も滅多にないんだろうね。ちょっとぞんざいな扱いだぜ。
フロントもそう。「えっ?お一人様ですか??。あっ、そう」みたいなかんじだったよ。
部屋までの案内は、小町娘と称する蛍光色の半被姿のオネエチャン。
大昔の竹の子族っぽい格好は、個人的にはちょっと…(^^;ですなぁ。
だけど一生懸命の笑顔での対応はよかったよ。車係りとフロントの対応で「げげっ」ってな気分に
なっていたんだけど、ちょっと持ち直したからね。
館内の雰囲気なんかは味気ない鉄筋造りでなんの個性もないんだけど、部屋にあった日光江戸村っぽい絵本みたいな
館内のご案内見たら書いてあったんだけど、この宿の創業した江戸時代の元禄浪漫がテーマみたいだよ。
仲居さんは宿女房って呼んでくださいだってさ(≧y≦)ぷっ。何じゃそりゃぁー。無学な私にゃ、よう分からん。ゴメン。
通された部屋は16畳の和室。想像するに団体客向けの部屋?ド真ん中にぽつんと座卓が寂しげに置いてあった。
掃除は出来ているみたいだし空調もちゃんと効いてるんだけど、いかんせん一人では広すぎる。落ち着かないよぉ。
窓の眺めは隣の宿の壁!そしてカーテンは分厚いビニールで出来ていた。ドカシー風?変わってるぅ。
しかし、このビニールのカーテンは夜に威力を発揮するのだ。夜になると隣宿のネオンの点滅が
布のカーテンじゃ防ぎきれないくらいの明るさでダイレクトに入ってくるから落ち着けないんだよ。全然眠れんの。
だから完璧に光を遮るビニールのカーテンだったのだ。なるほどねぇ。しかしピカピカチカチカ、鬱陶しいのぉ。
でも、一人旅でこの値段で和室に泊まれたんだから文句は言えないよなぁ。なにもかも。
┐(´〜`;)┌
■さてメシだめしー
←夕食

朝食→

事も同じく「一人旅でこの値段」と考えると品数はあったよ、見た目もキレイ。ただ、刺身は乾いていたし、
茶蕎麦は作ってから時間が経ってた?箸で取り上げると塊りのまま下の簾までくついって持ち上がった。
おぉー超魔術みたいじゃーん。箸で全部持ち上がちゃったこれって麺類だよね?ウムムム。。。
朝は普通の和食ってかんじで良かったよ。値段を考えれば、夕朝とも部屋食だったしさ、
文句は言えないよね。なにもかも。
┐(´〜`;)┌

■風呂はどんなのだったかな?
内風呂はでかかったよ。宿の規模に見合った広さだとおもった。
高台の斜面にあるので市街地を見下ろすような眺めだったね。
お湯も温泉らしい硫黄の匂いがしたよ。
洗い場で足を滑らせた。泉質のせいかぁ〜(^^)と思ったら違ったよ。
排水がちゃんと出来ていないみたいで体を洗ったあとの石鹸分がごく数箇所だけど溜まっていてね、そこで滑っちゃったみたい…。げ〜〜〜〜。脱衣場もなんだか汗臭い、客が多いから仕方ないかぁ?ですまされるもんでもないような気が。それは考えすぎか?
露天風呂は屋上にある。当然眺めは良かったんだけど、蜘蛛の巣があっちこっちにあったり、脱衣場の床が土埃だらけで風呂から上がってきたのに脱衣場に入ったら
足の裏が汚れてしまった。ゲェ〜。
だけど、市街地を見下ろしながら天然温泉の露天風呂に入るなんて、おもしろぉ〜。
夜は湯船に浸かる頭の上でネオンがにぎやかにビカビカ、おもしろぉ〜。
滅多に出来ない経験だったぁ♪
まあ、滅多にしたくもないが。┐(´〜`;)┌
■泊まってみた感想は…
この宿は自分には場違いなところだったんだね。何を頼んでも後回しだったし、食事の後片付けなんか連絡してから一時間以上も待たされたよ。それでもね、夜、館内のスナック(数箇所もある!)や二次会で盛り上がっている人たちの楽しそうな顔を見ていると、こういう宿もありなんだなぁ、と思ったよ。
みんなきっと楽しい思い出を作ったんだろうね。
料金から考えればなんとか我慢もせねばなぁと感じたが、
宿に泊まるのが楽しみなワタシとしては…
再訪?うーん、どうだろう。。。

┐(´〜`;)┌

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