越後長野温泉嵐渓荘
           2002年6/30¥13000


 ■4月に続いて今年二回目の宿泊になりました





客室からの眺めです


夏が近づくと毎年のように蛍が見たいなぁと思うんだよ。
出来れば温泉宿に泊って露天風呂に浸かって涼みがてらに蛍の光を愛でたいなぁ。
それが叶う宿の情報は幾つか知っていたし泊った事もあるけれど今回の宿選びは同行者のつよぉ〜いリクエストと、自分の希望とがピッタリ合ってすんなり決まった。
環境、風情、料理、対応どれをとっても嵐渓荘以外、今回の宿には考えられんかったよ。
今回で4回目の宿泊なのに緑の茂る佇まいを見るのは初めてだった。冬と早春に訪れた時もその風情に感動したんだが、
今回も自然そのままの姿と人の手の入れ具合のバランスがなんとも絶妙な匙加減。ぱっと見は無造作なように見えるんだけれど、実は凄く手入れが行き届いているんだね。なにしろエアコンの室外機も建物の壁の色に合わせて色を塗ってあるんだから、オヌシやるねぇ。
今回はりんどう館という一番安い部屋に泊ったんだけれど室内は改装済みで設備も含めて新しいし、なにより掃除が行き届いているので快適至極。風情は木造三階建ての緑風館にはかなわないけれど眺めが悪いわけじゃないし、りんどう館にもそこなりの味わいがあって、ウン、いいんじゃないかえ。
古い建物は手入れさえ行き届いていれば鉄筋建築じゃ決して出せない趣があると思っているんだけれど今回それを再認識したね。館内のどこをとっても“ウワ、無神経”とか“フケツでゲゲっ”と感じる部分が全くないのはたいしたもんだなぁ。

食事は夕朝とも別の個室で食べた。実は山菜って苦手なんだけれど、ここでは平気というか克服出来ちゃったりするくらい料理は美味いよ!
フルコースで出される洋皿もレベル高くて、山奥の一軒宿とのミスマッチが楽しいね。
朝は正直なところ毎回同じ内容でちと残念ちゃぁ残念だけれども、温泉粥はいつ食べても最高だし、
どれもんまいから気にするほどのもんではないかな。どの料理もハズレなしたぁ、本当にスゲエぞ。

で、肝心の蛍なんだけれど敷地内で乱舞するという話を聞いていたのに今年は不作の年らしくて数匹の姿を見ただけで拍子抜け。だがしかぁ〜し!バスで案内してくれた群棲地は凄かった。水田から光が湧き上がるような光景は他所じゃなかなか見られないだろうね。養殖蛍ならもっと景気のいい乱舞を見たことはあるけれど、人工的なもの。ここの蛍は自然発生しているんだと思うと尚更味わい深かったよ。
夜、露天風呂に浸かっていると河鹿の声がなんとも風流だった。風呂の写真は撮らなかったんだけれど、なんとも癒されてしまったよ。ただね、朝風呂に行ったら風呂桶やら石鹸類が前日の状態のまま散らかりっ放しだったのは???だったなぁ。
今までこんなことなかったから偶々のことなのだと思えるけれど、初めて泊った客が見たらいつもそうなんだと思われかねないぞ。
泊る度に思うんだけれどね、ハード、ソフトどこを取ってもここまで高いレベルでまとまっている宿はそうそうないと自分は断言できる。
だから、こんなところで客に“おや?”と思われちゃ勿体ないように思うんだけれど、細かく気にしすぎかな?
従業員の対応も丁寧で親切なんだけれど慇懃すぎず適度な距離をおいて接してくれるのは本当に有難い。
チェックアウトの精算時に内容から考えれば料金も安いと誰もが実感できる筈。
露天も増設されるというし、これ以上この宿の魅力が増えたらよその宿に泊れなくなっちゃうよ。それはそれで困るかなぁ…。
こちらは料理です。んまかったぞ〜♪


















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