越後長野温泉 嵐渓荘  2002年4月平日 秘湯の会スタンプ無料招待
■第一印象はですねー

伊豆じゃなくって新潟の下田にある長野温泉??
なんとも冗談のネタになりそうな気もしないではないけれど。
嵐渓荘はそんな越後長野温泉の一軒宿なのだ。
三条の市街地からどんどん山に向かって40分くらい進んでゆくと嵐渓荘に到着する。

周囲に民家の全くない本当の一軒宿。

なんだか鄙びた建物を想像しちゃうでしょ?
ところが、ぜんぜぇーん!木造三階建ての本館は旧料亭の建物だったというだけあって品挌と風雪に耐え抜いた重厚感を併せ持っている。すごいねぇ、味わい深いねぇ。
建物も鉄筋の新館もロケーションの持つ雰囲気を壊さずに控え目な規模で
好印象だね。
別館も炭焼き小屋やほかの建物も昔からその場所に建っていたもの。
なんとも好い雰囲気があるね。
川の流れを引いた水路も庭の木も吊り橋も全部含めて
“嵐渓荘”という一つの作品のようにかんじるよ。

左の画像にカーソルを当ててみてね。


宿の外観がこれだけ素晴らしいとさ、過度の期待を持っちゃって
チェックインした後は拍子抜けみたいに
感じちゃうことも多いけど、ここはそんなこと全然ないぞ!
本館にあるロビーをはじめどこも手入れと
掃除が行き届いているからとても快適。
本館の部屋には風呂はもちろんトイレも付いていないんだけど、
新館の歩いてすぐのところにトイレと洗面所があるから
不便は感じないよ。
だって広い家だったらこのくらい歩くだろうって程度の距離だからね。
部屋で風情を愉しみながらも、水周りは新しくて快適。
おォイイトコ取りだよなぁ。
窓を開け、川の流れる声と風に乗ってくる森の匂いの中で
ただ「ぼぉ〜」っとしていた。
“癒し”という言葉の意味が分かったような気がしたんだ。
なんとも心が柔らかくなってゆくよ。
(^^)外観と客室からの眺めをスライドショーにしてみました
■さてさて風呂に行きましょか
内湯はなんとも普通としか言いようのないタイル造り。
宿の規模を考えれば充分な広さがあるし
脱衣場も含めて掃除が出来ているので快適。
ただ窓をニ分割してしまう柱の存在は、ややウザイのぉ。
露天は岩造りでとても雰囲気はいいんだけど、
三人がやっとの大きさでちょっとちいせぇなぁ。
折角川に面しているのに
流れまで距離があるのも残念だなぁ。
もうちょっと近くにあるといいなぁ。
だけど開放感はあって気分はいいよ。
入った途端まとわり付くヌルヌルとした肌触りと
結晶化して浴槽にへばりついた成分が
湯の濃さを実感させてくれる。
程好い塩加減の温泉は飲んでもマズくなかった、
朝食にこの温泉で炊いた粥が出るんだけどね、
これが美味いのだよ!
浸かって良し、飲んで良しの名湯だぞ。
■ここの料理は本当に美味いぞ
ここの料理は、とぉ〜っても美味しいのだ!
地場産の素材を中心に見た目にも気を配られた品々が
数回に分かれて部屋に運ばれてくるんだよ。
趣向を凝らした洋皿も供されて、宿代から考えたら
「こんなに出てくるの♪」なんて嬉しい悲鳴が
出てしまいそうなほどなのだ。
朝食も美味くて最高!
普段食べている夕食よりも豪華だよ〜。
本当にシアワセじゃ〜。
(*^‐^*)ノこっちもスライドショーにしました。
■泊まってみて思うこと
従業員の対応も慇懃ではないんだけど丁寧で良かったよ、
自分的にはホドホドの親しさがあれば充分だもんね
部屋に着いた時と食事の時に出されるオシボリはちゃんと布オシボリだし、
就寝時に冷水のポットを持ってきてくれるのも細やかな心配りを感じさせてくれるねぇ。
宿の若旦那さんとお話する機会があったんだけど、
宿をより良くしてゆこうという熱意がこちらに伝わってくる。
自分の印象では、レベルの高さは既にかなりの域に達していると思うんだけれど、
まだまだ気になるところがあるって言うんだ。
もうすでに 好品質で高品質な旅館なのに、どこが気になるの?
こんな一生懸命な人がやってゆく宿だから、安心して泊まれるんだと思ったよ。
  ダイエット?そんなの明日からでOKさ !


高級路線ではなく大衆路線でやってゆくのだそう。
この自然が豊かな土地には、やたらと堅苦しい“高”級感はいらないよね。それで正解だと思う、同感。 
間もなく露天風呂が増設されるんだって。
魅力が増えるのは嬉しいけれど更に超人気宿になると予約が取りづらくなって困るぞ!                 

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