お湯も湯船も清々しい



お湯は無色透明無味無臭。風呂は別棟の男女交代制の露天風呂付き内湯×2+家族風呂という構成。ここもロビーと同じく客室数から考えると脱衣所も浴室も天井が高く開放感があってひろ〜い。脱衣所には自分の大好きな貴重品ロッカーがあり、盗難の心配をせず安心して入浴できてステキ。扇風機はあったけど冷水や化粧水のような気の利いた備品が皆無なのは公共の宿らしいって言えばらしいかな。でも、どこも掃除が行き届いていて気持ち良いから、あまり贅沢言っちゃイケナイか。内湯の浴槽は20人位が同時に入っても問題ないだろうなぁ。浴室の造りは左右対称で違いと言えば浴槽の材質が石か木かという程度。石で出来た浴槽の方は端にジャグジーの設備があるのに稼働していなかったのはちと残念。木の浴槽は底まで木造で偉い。ほら、よくあるでしょう?檜風呂と銘打っていて浴槽の縁だけ檜で中はタイル貼りの風呂とか。これは看板に偽りありで『浴槽の縁が檜で出来た風呂』と表示して欲しいと思うんだけど、?まあ、そんな個人的な意見はどうでもいいか(^^;

露天は周りを目隠しの葦簀で囲まれていて浴槽に浸かった状態での眺めは全くない。山の中と言え、風呂から少し離れた位置を国道(交通量は少ない)が通っているから仕方ないのかも。外から見えてしまうのは一方向だけだから、それ以外は目隠しを取っ払っちゃえばいいのに。正面に渓流を見下ろすロケーションを活かしきっていなくて勿体ないな〜。公式HPの露天風呂画像では葦簀に加え屋根がかけられた閉塞感バッチリのなんちゃって系露天風呂になっているけれど、今は屋根を撤去していて夜入ったときは降るような星空が眺められた。家族風呂は無料で利用できるけど、今回は部屋に露天風呂が付いているので利用しなかった。家族風呂、どんなかんじなんだろうなぁ、見ておけばよかった。部屋風呂の浴室は2畳強くらいの広さ。浴槽は畳2/3畳サイズの総木造で自動水栓。洗い場のスペースが異様に狭く体を洗いづらいのはちと残念。内湯の先に露天風呂。先ず気になったのは露天風呂の目の前を砂利道が通っていること。宿の人に訊いたところ、施設の管理用で通常は入り口を施錠していて、緊急時以外は客の滞在中に人が通ることは無いとのことなのでこれから泊まる方はご安心を。露天は最近浴槽を入れ替えたそうで木の香りが高くて気分爽快。露天のみ温泉掛け流しで湯口の蓋を取ると蛇口があり温泉の投入量と加水の調節が可能になっていて自分好みの温度で入浴できるのは最高にイイ!大きさは内湯とほぼ同じサイズ。二人でも入れるけど体が接触するから男同士では絶対にイヤだねぇ。両脇を塀で目隠ししてあるけど正面は木の生い茂る斜面なので山の景色が濃い。見たところ広葉樹が殆どなので秋の紅葉と春の新緑の時期はさぞや素晴らしい雰囲気になるのだろう。